このページでは、サーキット走行時および前後に計測しておくことが役に立つデータをまとめていきます。
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計測項目
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説明
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計測機器
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ラップタイム
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競技会やサーキットに備え付けられている計測器では通常1000分の1秒単位で計測している。この計測をするとしないとでは、サーキット走行を繰り返すモチベーションにも影響する。自分の運転技術を磨いた結果が"0.5秒速くなった!"などといった形で現れるので、何かしら計測して記録をとっていくと良い。
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ストップウォッチ
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エア圧
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通常はタイヤ空気圧のこと。メーカー推奨のタイヤ空気圧というのはあるが、あくまで一般道を想定した空気圧。サーキットでの高負荷時は想像以上にエア圧は上昇する。温間・冷間でも異なるので、走行前・走行後には必ず計測するようにしたい。0.1キロ程度のエア圧調整でも操縦特性はがらりと変わる。
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エアゲージ
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水温
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ラジエーターに入っている冷却水の温度。エンジンの熱を放熱する役割のラジエーターとそれに入っている冷却水は、当然高負荷時には高温になる。俗に言うオーバーヒートとはこの冷却水が耐熱温度を超えて上昇し、エンジンを適正温度に保てなくなる状態を指す。
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水温計
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油温
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通常はエンジンオイルの温度のこと。エンジンオイルは動力源の潤滑・保冷・保護の役割を持つが、サーキット走行のような高負荷時には適正温度を超えその役割を果たせなくなることがある。精度の高い油温計で状態を常に確認しておきたい。
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油温計
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油圧
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エンジン内でオイルがどれだけの圧力を発生しているかの事。適正圧力範囲外の場合は、オイルシール類の損傷などの可能性があるので、走行中も絶えず確認しておくことが望ましい。
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油圧計
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電圧
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バッテリーおよびオルタネーターで発生している電力を計測する。高負荷時は、プラグで火花を散らす際に高い電圧が要求される。オルタネーターの故障やバッテリーの電圧を随時確認しておくことが可能。
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電圧計
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気温
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自動車のエンジンは、空気を吸い、ガソリンとの混合気を燃焼させて出力を得ています。したがって燃焼効率によって出力は左右されますので気温・湿度のデータもあると、ラップタイムと連動して比較しやすい。
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温度計
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湿度
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湿度計
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路面温度
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タイヤのエア圧は、タイヤ内の空気が膨張・収縮することによって変化する。したがって路面温度が高ければエア圧は上昇しやすい。路面温度が正確に記録できていると、エア圧の上昇範囲も想定しやすい。
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非接触式温度計
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タイヤ温度
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タイヤの表面温度はエア圧にもちろん影響するが、それ以上にタイヤのグリップ力にも影響する。また、表面温度が均一でない場合には路面との接触が均一でない可能性が高い。
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非接触式温度計
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